「イジメ問題」に関するNHKの番組をみました。
子供が亡くなるという事件が起き、その後の学校や教育委員会の対応が酷いものという内容。
あきらかにイジメの証拠や証言があるのに、「イジメはありませんでした」という感じで、もうどうしようもない状態。
最近、そういう対応が目につきます。
問題に対応する気力もなければ、問題を解決する力もないのでしょう。
残念なことに、今後もそういうことは続くのでしょうね。
番組の後半では、イジメ問題に対して市をあげて取り組んでいるところが紹介されていました。
イジメ問題専門の先生が学校にいたり、なんらかのトラブルがあると先生達と会議をし、市にそのような対策の課があり専門家が常住していたりと。
このように、そこの市は真剣に取り組んでいました。
それを見て、「地域活性とは何なのだろう?」と思いました。
ふるさと納税で過剰な贈り物合戦をやっていますが、何やってんだろう…
特産品がどうとか、観光地がどうとうか、世界遺産登録がどうとか、何やってんだろう…
本当に、何やっているのだろう…と思います。
地域活性の本当の意味って、そういうことじゃなく、そこで生活している人々の生活を守ること、幸せにすることが基本なのに、どこか視点がズレているような気がします。
そんなことをやるより、まずは子供の命を守ることの方が大事なのに、できている自治体が怪しい。
イジメ対策に、本気で取り組んでいる自治体がどれだけあるのか怪しいです。
なので、地域活性をしたいならイジメ問題にきちんと取り組み、「イジメ対策に真剣に取り組んでます」ということをアピールにすればよいと思います。
子供のいる人なら、そういう地域に住みたいと思いますし、そういう問題に真剣に取り組んでいる自治体なら安心して住みたいと思います。
また、そういうことに取り組むということは地域全体で取り組むことになり、地域が一体となっているから取り組めるともいえる。
それは、地域を繋げていくということにもなっていくと思います。
繋がるから、他の事柄でも地域がつながっていき、地域活性となるのでしょう。
どうすれば、地域に住む人が幸せになるか?
それは、何か派手なことをやるのでなく、当たり前のことを当たり前のようにやることが大事なのでしょうね。
- 「事件」から地域活性を考えてみる
- 「子供が不幸を感じるのはどんな時か?」から地域活性を考える
- 「子供の心の成長」から地域活性を考える