春になると、地方からたくさんの若者が都会の大学にやってきます。
今まで実家で過ごしていた地方から、初めての一人暮らしをする人も多いでしょう。
そして、いろんな初めての体験に戸惑います。
私も地方の田舎から都会へと出た経験の持ち主ですが、初めての一人暮らしは大変の連続でした。
いろんな手続きに戸惑ったり、家事のやり方もまったくわからず、都会のこともまったくわからずと。
知り合いもほとんどいない状態でしたので、ほぼゼロからのスタートでした。
まあ、それはそれでなんとかなるものですが。
しかし、もしその時にサポートしてくれる人が、会社があったらなと思います。
そこで「地方から都会にでる大学生のサポート会社」のアイデアです。
地方から都会にでる大学生をサポートします!
困ったら、なんでも相談。
地方から都会にでた大学生(または専門学校生、予備校生)が困った時に相談できるサポート会社(または施設)です。
相談できることは、いろんな多岐にわたるとよいと思います。
まずは、引っ越してきた後のいろんな手続きについてのアドバイス。
どのような手順を踏めばいいのか、どこの場所で手続きすればいいのかなどを教えてくれたり。
または、引っ越し前から相談できてもいいと思います。
アパート探し、引っ越し手続き、家具をどこでそろえればいいのかなど。
さらに最近ですと、親も一緒に上京して何日かいるという話もありますので、その親が泊まるための施設の紹介や、同じ部屋に泊まるなら貸し布団の紹介などもできます。
(紹介となると、もちろんビジネス的な利点もありますね)
さらに家事。
家事ができない子供たちのために、「家事を学ぼうセミナー」を開催してもいいですね。
そして大学生活を始めると、さらにいろんな問題も出てくるでしょう。
友達ができないとか、勉強が難しいとか、サークルをどうするかとか、アルバイトするならどうすればよいかとか、ホームシックとか。
そんな日常的な問題に対しても、相談できると安心します。
定期的に「大丈夫ですか?何か問題ありませんか?」と、会社側が電話をしてもいいですね。
または、いつでも気楽にこれる喫茶店のような形でもよいかもしれません。
憩いの場で、彼らに役立つ情報などを見れたりしてもいいですね。
または地方の仲間の集いとしての場としても。
そのような実務的なことや、心理的なことまで相談できるとよいと思います。
親は子供が心配!
子供は都会での大学生活を、それほど不安に思っていないかもしれません。
しかし、一番心配しているのは親です。
今までずっと一緒に暮らし、目の届く先にいたのにどうすることもできない。
心配で心配でたまりません。
少子化となって子供に特に手をかける現代ですと、特にそうでしょう。
もし、その親がそういうサポートしてくれる会社があれば安心します。
自分の変わりに、子供の手助けをしてくれる。
自分のわからない都会のことをしっかり教えてくれる。
安心です。
料金的には、サービス内容にもよると思いますが「月額制」でもよいでしょう。
月額で、相談はいつでもOKと。
特別なサービスですと、追加料金があってもいいですが。
親が一番心配ですけど、おじいちゃんおばあちゃんも心配です。
費用は、おじいちゃんおばあちゃんが出してくれるかもしれませんね。
都会は危険がいっぱい!
そして都会の問題としては、いろんな「危険」があるということです。
特に入学したての春というのは、けっこう人は騙されているみたいです。
いろんな怪しい勧誘があったり、怪しい商品を売りつけられたりと。
のんびりした田舎で過ごしてきた子ほど、そういうものに引っかかりやすいでしょう。
そういった点から守るためにも、サポート会社は必要かもしれません。
地方の両親は、そんなこと教えてくれませんし。
引っかかる前に、そういった点に注意するようにアドバイスしたり、また告知をくばってもよいでしょう。
または、定期的な会報やメール(またSNS)を配信し、そういったことから守ったりもできますね。
さらに引っかかってしまったら、すぐに対応!サポートします。
そういうのは家族に相談するより、他人の方が相談しやすいですからね。
他には、最近は「アルバイト」で揉めることがあります。
労働基準法にふれるようなアルバイトで働きづめになり、大学を辞めるはめになったというニュースも聞きました。
若者は社会をよく知らないので、そういうトラブルにも巻き込まれます。
そういった件に関するサポートもできるでしょう。
そのような危険から守るという意味でも、サポート会社の意義はあると思います。
そして、その点を強くお客(両親)にアピールできます。
地方活性への応用
このような会社(また施設)は、本当でしたらその出身地方の県がやるのが一番よいのですけどね。まあ、いわゆる「大使館」的な考え方です(笑)
県が主催してやっている施設なら、一番安心なんですけど。
もちろん県が出資して、民間に依頼してもいいと思います。
県単位で難しいなら、東北なら「東北地方の施設」とまとめてもいいですけど。
「なんで県から出た人間をサポートしなきゃいけなんだよ!」と県の人は思うかもしれませんが、このサポート業務はいろんな可能性があると思います。
現状は、いったん外へ出たら、もう県への関係性は一切なくなります。
たまに帰省したりはすると思いますが、それだけじゃあ関係性は弱くなる一方です。
常に身近で地元の県に見守られていることに、どれだけ安心感を与えることができるでしょうか。
人は厳しい、また苦しい状況(上京)に置かれている時にこそ、ありがたみを感じます。
より地元の県への愛着がわきます。
そういった中で、地元の県で働くことを考えたり、地元に戻らなくても県のために何かしようと思ったりするでしょう。
そういう気持ちの面で与える影響もありますが、実務的なこととしては地元で働きたいと少しでも思っている人に、仕事を斡旋しやすいという面があります。
「地元で働こっかな…」と少しでもくすぶっている時に、すぐサポートでしょう!
思っても、実行が面倒なら人はやろうとしません。
逆に都会で働きたいと思っている学生に、地元出身者が欲しい企業に人材を紹介してもいいですね。地元繋がりが強くなると、逆に地方に仕事がまわってきやすくなるでしょうし。
ついでに出身者以外の「地方に住もうかな」という人のサポートの拠点としてもいいですし。
いろんな可能性を秘めています。
地方からテナントは出してるようですが、もっと人の心を育むことに焦点を当てた方がよいと思いますね。
おわり
このようなサポートは、ありそうでないです(たぶん)。
困ったら役所といいますが、役所もなんとも信用できないというか、行きにくいといいますか、親身とはいいがたいし、たらい回しにされるだけといいますか。
無料だと、やはりそれなりの対応しかしませんしね。
有料であることが、けっこう大事なのかもしれません。
また本当に子供の安全を守るという意味でも、こういう会社(また施設)は大事なような気がします。