よくみているテレビ番組「ホンマでっか!?TV」で、心理学について面白い話を聞きました。
「人は、良いことした後に、悪いことをして帳消しにしたいと思う」という話。
なぜか人は、無意識にバランスをとろうとするよう。
例えばある実験で、エコバックの家族とレジ袋の家族を比較すると、エコバックの家族の方が33%多くジャンクフードを購入するよう。
エコバックという良いことをすると、ジャンクフードという悪いことに手を出しやすくなると。
またはチャリティーでお金を使うと、その後に高価な物を買うという話も。
そこで、この考え方を使って「募金によって小売業の売上を伸ばす方法」を考えてみました。
買い物の前に募金をする
たまに、デパートやコンビニのレジの横に、募金箱がおかれている。
でも、先の考え方でいうと、買い物の後に募金をするより、買い物の前に募金をしてもらった方が、売上としては良いということになります。
良いことをした後なので、いつもより商品を購入してくれる可能性がある。
しかし、ただ店の玄関前にデン!と募金箱がおかれても、人はそう募金をしないでしょう。
いちいち財布を取り出して募金をするのは、だいぶ苦労のある作業。
そこで、もっと気軽に募金できるようなアイデアを考えてみます。
お店に入ると自動で募金される
お店に入ると、自動で募金される方法はどうでしょうか。
自動ドアが開くと、「本日はご来店ありがとうございました。あなたのご来店で、今◯円募金されました」といった音声が流れる。
さらにわかりやすく、募金をしてることの解説の立て看板があってもよいでしょう。
しかし、毎日ですと少しウザい感じがありますので、時々そういう日をもうける形でもよいと思います。
ボタンを押して募金
ボタンを押すだけで募金がされる、という方法はどうでしょうか。
玄関前に特別な機械があり、ボタンを1回押すごとに店側から◯円募金される。
しかし、何度も押されて困る場合は、募金限度額を設定してもいいかも。
ポイントがついて、さらに募金
今はあるかわからないですが、以前に大手電気店で、あるポイントサービスをおこなっていた。
玄関先に特別な機械を置いて、ポイントカードを入れるだけで、ポイントが少しつくというもの。
それを応用して、ポイントがつきつつ、そのポイント分が募金されるという形でも面白い。
ポイントがついたという嬉しいのと、募金できたという嬉しさ2倍となります。
買い物の前に内職をしてもらう
買い物の前に、実際にボランティアをしても良いでしょう。
玄関先に、簡単に組み立てれるような内職の物を置いて、内職をしてもらう。
その分が募金となる。
まあ、ちょっと無理のありそうなアイデアですが…
いえ、視点をズラして、小さな子供向けに「働くことを学ぶ職業体験」というイベントとして開催し、その作った分を募金とすることができるようにする。
それなら、親子で楽しめ、さらに良いこともできます。
子供なので、後は軽いお菓子もプレゼントと。
おわり
このような買い物前での募金で、売上げアップをはかってみてはどうでしょうか。
もちろん、実際に効果はあるのかは、検証してみたいなとわからないと思いますが。
もし、売上が伸びるようでしたら、それなりの募金は上乗せしてお願いしますね(笑)